HOPE in GRACE *流産・死産(子宮内胎児死亡)そして妊活の記録*

2016年12月 2度目の流産を15週で経験したときの記録です。そしてその後の妊活記録。

すべてをリセットしたい気持ち

金曜日にもう赤ちゃんがダメなのかもしれない診断を受けて、

土曜日は仕事があったのでフツーに過ごしていたんだけど、

昨日の日曜日。礼拝に出かけて、帰ってきて、夜。

夫は飲み会に行っていていなかったんだけど、1人で犬の散歩をしていたら、

なんだか急に涙が止まらなくなった。

 

明日は成人の日で祝日なので、病院はお休み。

火曜日の午前は半休を取ったので、

K病院に行く(結局…K病院)ことにした。

担当の先生が外来に入っていたし、どうせもうダメならば、

結局ここに来なくちゃいけなくて、その場合の方針をさっさと聞きたかったのもある。

 

また。4回目。

1人であそこに行き、もう命のない赤ちゃんの様子を超音波で見て、

粛々と次のことを決める。

今回はちゃんと赤ちゃんの姿まであるから、自然流産じゃなくて、手術が必要なのかな…病院のベッド、点滴、処置…その1つ1つは経験済みだ。

でもこれら全部が経験済みだからこそ、その悲しさ、むなしさも一緒にすべてがこみ上げてきた。

 

普通はみんな我が子を腕にだっこする日を夢見て妊娠をする。

でも、わたしはこれじゃあ流産して辛い思いをするために妊娠しているみたい。

なんだか、もう今回は次を思い描くことができない。

体外受精をしても、流産は同じようにするみたいだし。

着床前診断も日本ではあまりにもハードルが高い。

もう。思い切って、人生を全てリセットして、新しい思いを持たなくてはいけないのかな…

 

そんなことを考えていたら、何故か、ほとほとこの国が嫌になってきた。

この国は「幸せ」のステレオタイプがあまりにも固まりすぎている。

特にこの住んでいる郊外の地域はそうなのかも。結婚して、子どもがいて、マイホームがあって…そんな「かた」が存在する。

産まない選択、養子を迎える選択…アメリカでは当たり前にみんなしていることが当たり前ではまだない国。多様性になってきたよね…なんて言っている時点で全然まだ多様性じゃないってこと。こんな国、こんな環境で、これ以上生きていくのは息苦しすぎる。そんなことが急に頭に浮かんでいた。

アメリカに戻りたい…

たぶん今は現実から逃げたいからそんなことを強く思うのだろうけど、

でも、海外で、新しい生き方を選ぶと言うことも、今年は真剣に考えてみるべきなのかも。

 

何にせよ、明日。診断に行ってきます。