通水検査後、まさかの…涙
しばらく書き留めていなかったなぁ…
結局、3度目の流産後2回目の人工授精は不成立。
体調も絶不調で、胃カメラ飲んだりいろいろあって。
あぁ…もうダメなのかな。って思って悩んでみたり。
落ち込んでみたり。でも、後悔したくない。
今年いっぱいがんばって、ダメだったら1回でも体外受精にチャレンジしよう。ステップアップしよう!
そう思って、とにかく年内は出来るベストをつくすつもりで、人工授精の成功率を挙げるべく通水検査を行うことにした。
以前に通気検査はしていて、卵管は通っていたんだけど、
今回はとにかく管の通りを良くする目的だから、さらに効果のある通水検査を選んだ。
検査は噂通り…生理痛以上、気絶未満の痛みでした。
でも通っているし、問題はないし、これで!
と思ったら。
通水検査の翌日、昨晩のこと。いきなりスゴイ悪寒と発熱、胃の痛みで意識も朦朧…心配した夫が救急車を呼んで、夜間救急へ。
吐き気もあったし、胃が痛かったので、虫垂炎が疑われたんだけど、結局、超音波でもCTでも異常はなかった。点滴や薬で症状も治まったから夜中に帰宅。
もらった薬を飲んで、今朝は熱も下がった…いったいなんだったんだろう?
血液検査では確かに菌と戦っている数値は見られたらしい。
やはり…通水検査のせい?
そして、今日はもともと卵胞確認のためのクリニック受診予定だったので、昨日のことも含めて受診。通水検査で卵管につまりがあった場合、それを水で流したことによって、また生理食塩水を体に入れることによる刺激で、発熱などの反応はありえるらしい。ただ、今日の内診では卵管や子宮に異常は見られなかった。
そして、本当だったら卵胞も22mmなので明日は人工授精のタイミングなんだけど、人工授精もやはり体の中に何かしらの処置をするものなので、今回のこの反応が出ている中ではできないって…
なんだよ。
せっかく…人工授精のためにした通水検査で
結局、人工授精できないっていう結末。
年内、あと少しのチャンスだったのに…
人工授精にせよ、通水検査にせよ、
結局、普通ではない操作が加わるからリスクはあるってことなんだよね。
覚悟が足りなかったのかな…
とりあえず、今は薬も効いて、普通に過ごしているので
(胃は痛いんだけど…涙。なんかこれは婦人科系とは別問題なのかも)
先生曰く「自然に妊娠を狙うことはOK」らしいので、
この週末、頑張ってみたいと思います。
リセット
今日、生理が来てしまいました。
体温が下がらなかったのと、異様な眠気があったりしたから
少し期待したけど…
あっさりやってきました。はぁ…(ため息)
少しずつ秋の気配、涼しさを感じるにしたがって、タイムリミットを勝手に感じている今日この頃。
12月までにしよう。
ダメだったらもうあきらめて、就活して、
仕事して、お金稼いで、たくさん旅行して、子どものいない夫婦として思いっきり人生を楽しむんだって…切り替えよう。
そんなことも頭をよぎっているのです。
じゃあ何をしたいのか?最近、それが本当に分からない。
ちょうど先月に発表された安室ちゃんの引退報道。私、同い年としていろいろ考えてしまいました。(ぜんぜん違う人生だけど…笑)
テレビのあるコメンテーターが「40歳って人生の節目で、ちょうど半分だから、きっと第二の人生を考えての決断じゃないか」って。
じゃあ、私の残りの半分の人生は何なんだろう?何がしたいんだろう?
そう思うと、昔みたいに「あれがしてみたい」「これがしてみたい」ということが驚くほど何も出てこない自分にビックリしている。
でもね。この数年で、色々なことを通して、私は変わったと思う。
その1つで、希ちゃんの死産を通して、染色体異常などの生まれつきの障害を抱えた人のことが他人事ではなくなったこと。希はこの地上に産まれてくることはなかったけれど、選ばれて産まれてきたその人たちがどうやって生きていくのか?そしてそのご家族がどうやって生きていくのか?前よりもものすごく近くに感じるようになった。
今まで、教育という世界に関わってきて、私はどちらかというと受験とか私立とかの「エリート」といわれる教育に関わってきた。たくさんの天才たちに出会って、彼らと学んでいく楽しさもあった。でも、もしかしたら私はそろそろ別の道に、別の人々と関わるように召されているのだろうか?そんなことは漠然と感じている…
聖書にこんな言葉がある
「まことに、まことに、あなたに告げます。あなたが若かった時には、自分で帯を締めて、自分の歩きたいところを歩きました。しかし年を取ると、あなたは自分の手を伸ばし、ほかの人があなたに帯をさせて、あなたを行きたくないところに連れて行きます。」(ヨハネによる福音書21:18)
これはイエス様がペテロに対して言われたことで、この後ペテロは殉教の死を遂げるわけで、私にそのままあてはまるわけではないだろうけれど、でも、自分の好きなように生きていた生き方は、人生の後半戦、変えられていくものなのだろう。
でも、同時にこんな聖書の言葉、とっても有名な言葉が最近リマインドされている。
「求めなさい。そうすれば与えられます。」
からし種ほどの信仰が山をも動かすという祈りの強さを最近忘れていたことに気が付いた。
だから。
与えられたこの数か月はからしだね(マスタードシード…めちゃくちゃ小さい!)ほどの信仰かもしれないけれど、神様は私達に悪い実を与えられない。求める者に惜しみなく与える方であることを疑わずに祈りながら妊活していきたいと思う。
それからのことは…それから考えればいいじゃないか!
再チャレンジです
クロミッドの服用も終わって、今日は生理周期12日目での受診。
今回は卵胞が1個だけ育っていた。18mmなので、予定では明日にでもAIHだったけれど、この調子だと自然排卵は土日になってしまう。土曜日はあいにく祝日だから病院もお休み…
ということで、悩んだ末、あさっての金曜日に予約をした。
夫はフレックス勤務なので大丈夫。私は授業なんだけど…何とか合間を縫って病院へ行くことに。
今回はクロミッド効果で早めの排卵というわけではなかったので、今日は初めてHMG注射を受けた。これで卵胞の発育を促すということ。
やっぱり筋肉注射…痛い(涙)たぶんHCGより痛い気がする…
(あとで調べたらHMGの方が液がとろっとしていて、その分痛いみたい)
そして何より今日は帰宅後、耐えられない眠気に襲われてひたすら寝ていた…HMG恐るべし。クロミッドの効果が見られない場合にはこの注射を毎日やらなくてはいけない人もいるなんて…怖い。
ところで、今日は先日、市の補助で無料で受けてみた「胃がんリスク検診」の結果も地元の病院で聞いてきた。予想通りのB判定=ピロリは確実、要精密検査。胃カメラ確定です…父親がピロリ→胃がんだったので、まぁ覚悟はしてましたよ。でも、胃カメラ怖い…ピロリの除菌に関しても諸説あるみたいだし、じっくり調べて対処したいと思う。除菌となると、服薬もあるから、この妊活との折り合いも難しいしなぁ…でもピロリ母子感染するみたいだから、除菌すべきだなぁって思ったり。
そして…そんな色々を抱えつつ、やっぱり悩む。
どこまで「医療」に頼り、「医療」を利用するべきなのか…
HMGだってクロミッドだって…自然ではない。
でもこの「医療行為」は神様が人間に与えてくださった知恵の1つだと思って感謝して受けるべきものだとも思うけど、人間のエゴのような気もしてしまう。どこまで踏み込むことが許されるのか…これもみんな、どんな医療を受ける人も少なからず悩むんだろうなと思う。
答えはないのだけど…祈りつつ、そして、心がマヒしてしまうのが一番怖い気もするので、悩みながら進むしかないのだろうなぁ。
そして今朝、こんな話もした。私たちは子供をつくるタイミングしかSEXしてないなぁって(基礎体温表に性交の欄もあるから、グラフを眺めると分かりやすいんだよね)。日本はSEXの少ない国(でも性は乱れている?)、でもタブー視もされているし、すごく不思議な国だ。アメリカに住んでいたので、その差もすごく感じている。テレビではアメリカは性に関してすごい規制がかかっていて、日本は甘い。しかも日本は子どもだって簡単にSEX産業を(雑誌とかその手のお店)目にしてしまうけど、アメリカじゃそれも考えられない…でもいざ日本で真面目に正面切って性が語られているかっていったら、これも逆。教会の中でも、相変わらずタブーな感じ。聖書って実は性に関してバンバン語っているのにね。私たちは間違いなくsexual being(性的な存在)で性を感じずに生きることはできない。
な~んて、自分とは関係ないところで語ったけど、私達夫婦ももっと正面から取り組まなくちゃいけないのかもなぁって思った。SEXは子作りだけのためじゃなくて、夫婦のためにもつくられたはずだから。
って言っても、難しい。これもなかなか答えは見いだせないのです。
結論。今日も悩みながら生きています。
リセットですね~
そうそう簡単にはいかないよね…
ということで、高温期で数えたらちょうど14日たったところで生理がやってきた。
前日にフライングしたら陰性だったので、やっぱりね~って感じでした。
でも、前回は生理じゃなくて不正出血だったわけなので、
今回はしっかり高温期もあり、生理も生理らしい出血で、ちょっと安心。
さぁ、次もがんばろう!ということで、3日目に受診。
今回もクロミッドの登場です。5日間服用して、来週には内診。
AIHにまたトライです!
前回はこの流れで流産はしてしまったけど、妊娠は成立したので。
期待しつつ!
ところで、先週の木曜日にうちの目の前に24時間オープンのジムが出来た。
早速会員になって、いいペースで鍛えてます。
元々、トレーニングは好きだったんだけど、ホントここのところしっかり運動できていなかったので嬉しい&気持ちがいい!1時間弱、マシーンで筋肉を作って、20分の有酸素。続けることをコンセプトに、無理せずに、しっかり続けていきたい。あとは寝る前ストレッチにお灸も継続中。
健康な妊婦になれるように色々前向きにトライしています!
そろそろかな?
昨日の朝でルトラールの服用はとりあえず終了。
排卵は恐らく16日前なので、生理予定日は経過。
でも今のところ生理は来ていないのと、今朝も高温は維持。
ルトラールのおかげかな?きれいな高温期グラフで、
しかも途中でもう一段回上がる「二段階上がり」だった。
いつごろ検査してみようかなぁ~。と悩み中。
Mクリニックからはもし生理が来なかったら来週ごろに来てくださいってことでした。
もしもこのタイミングで授かれば、希ちゃんが来てから
ちょうど1年になる。
1年前のことが色々思い出される。
夏休みには義理の母に「お盆はやったの?」と聞かれたけれど、
もちろんクリスチャンの私にはそういう習慣はなく、
夫もそれは尊重してくれている。
「きれいなお花を飾っています」
とお答えしました。
だって、思い出さない日は1日だってない訳で。
でも、夏休みには、初めての夏だから、可愛い向日葵の花束を買って
飾りました。
希ちゃん、あなたの妹か弟はそろそろreadyですか?
杉ウィメンズクリニック~結果~
お盆明け休み明けの17日、夫と一緒に先日の不育症血液検査の結果を聞きに行ってきた。
結果…
「何も問題は見つかりませんでした。」
とはっきりお話を頂きました。
複雑な顔をしている私たちに先生は詳しく説明をしてくださった。
「よく何も見つからないと、かえって不安に思う人はいるけれど、健康だという事なんだから喜んでください。2回目の赤ちゃんはきっと先天的な、たぶんターナーかダウンの子どもだったと思うけれど、それでもここまでしっかり育てることが出来たという事は、あなたの身体はちゃんと赤ちゃんを育てることができるということ。やはり年齢的に40%は流産になる確率だから、他の2回はそちらになってしまったということ。計算的には100人に1人くらいはいるということになるから。」
「子宮筋腫のことは前回の診断通り、子宮の形はしっかりしているから問題にはならないはず。これを取ってから妊娠となると、また時間がかかってしまうからもう攻めて行った方がいいんじゃないかな?今度は、60%の方を掴んでください。」
と励まされて終了いたしました。
不育症はまだ不確定な要素も多いから、実は「問題ない」と言い切る方がとても大変だということ…でもその「問題ない」を言うために杉先生はかなり多くの項目を精密に調べる研究をされている。なので…今回の診断。しっかり受け止めたいと思う。
印象的だった「攻めてください」という言葉(笑)
攻めていきたいと思います!
と言いつつ、実はこの日を境に少し気持ちが落ち込んでしまった。
どうしてかというと、この診断までは正式な「妊活」はお休み期間だったけど、
先生の言葉の通りまた”攻め”の「妊活」のスタート…自分の排卵をいつも気にして、かなり定期的に受診して、内診を受けて、タイミングを見計らって、たくさん薬を飲んで、生理や体温に一喜一憂して…そしていつも「次のステージ」(体外受精?)に行くべきか、このままダメだったらどうしよう?という気持ちや、夫は何も言わなくてもやっぱり申し訳ない気持ちになったり…またこれが始まるのかと思うと、夜、なんだか眠れなくなってしまった。
そして久々の過呼吸発生(涙)
でも、その後、夫が「本当はさ、楽しいことのはずだよね」という言葉に救われた。
そして週明けの先日、かかりつけのMクリニックへ不育症の結果報告と「またよろしくお願いします」を言いに行ってきた。なんと、その日の受診で卵胞は25mm。排卵するじゃないか~。ということで、急きょHCG注射(痛いやつ!)で排卵を促して、今回はとりあえず人工授精はパスしてタイミングを取る自然妊娠を目指した。
にしても、ずっと天気が悪かったくせにこの暑さとジメジメ具合…私は暑さに強いけど、夫はこの気候にめっきり弱い…でも頑張る、いや、楽しみつつ攻めました。
楽しく、攻める!前向きに進んでいけますように!!!
不正出血?
先週末、生理周期27日目で少し出血があった。
あ、生理だな~と思ったんだけど、その後も拭いたら着く程度の出血でいつもの生理と全然違う。それが4日間続いたので、だいたいこれ「生理7」としてカウントしていいのかも不明だし、何かあって手遅れは嫌なので不妊で診てもらっている地元の産婦人科Mクリニックに久々に行った。また不妊治療で行くつもりだったけど、不育症の診断結果が出てからにしようと思っていたのだけど…
念のため、超音波で子宮と卵巣の様子を見ましょうということで、診てもらったけど、特に異常もなく、先生は「よくあることですよ」だって。
でも一般に良くあっても、私には初めてのことだったし、
だいたい、子どもを授かりたい人間にとって「排卵がなかった」なんて、
結構怖い響きの言葉なわけで。
ピルを飲んで、強制的に次の周期を始める手もあるけど、やっぱり不育症の結果がでてからということで、結局はただの様子見になって帰宅。
でもな…ま、すべて17日の結果と相談で決めたいけど、
このまま、不妊治療に関してもどのクリニックでどういう風に受けるべきか…
で、結局もうダメなんじゃないかというネガティブな不安も、夏休みの時間がある中で頭の中をぐるぐる駆け巡ったりする。
でも、ここのところ、ラジオ体操+ストレッチ+8時前の夕食+早起き効果なのか、体調もいいし、体重も少しずつ減っている!
今はとにかく私の健康づくりが一番だと思うので、前向きに頑張ろうと思う。
夏休み
今週と来週は仕事では夏休み。
学校にしては珍しく2週間のあいだ学校は完全閉鎖なので。
でも予定はゼロ…夫は仕事も大学のスクーリングもあり、節約しなくちゃいけないのもあって、いまのところ旅行の予定もない。
体調としては、昨日の生理周期27日で少し出血があったからたぶん生理かな?
でも、今回の周期は基礎体温がとにかくぐちゃぐちゃだった。
というかずーっと低かった。それでおととい位にちょっと上がって36.4℃くらいになって生理というメチャクチャ具合。つまり高温期がなかったわけで、これって…ヤバくないか???
でも、理由としてこのごろ超暑がりの夫に合わせて冷房をつけたまま寝ているので、朝の目覚めの時には体がすっかり冷え切っている…冷えが蓄積している感じ。そのせいか、起きるとふくらはぎが痛い…
それはまずいよな…と思って、最近、寝る前にストレッチを始めた。あと、暖かいハーブティーを飲んでリラックスしてからねている。
そうしたらとりあえずふくらはぎの痛みはなくなった!
あと、やっぱり妊活的にも痩せないといけないと思う今日この頃。死産後、ストレス太りしているのは気が付いていたんだけど、怖くて体重計に乗っていなかったんだよね(汗)そして、意を決して乗ったら人生最高体重だった…!キャー。
怠い訳だよね…ということで、痩せます!たぶんマイナス10kgがベストだと思うので、夕食の時間や内容、ストレッチ、毎日のラジオ体操とサプリメントで地道にがんばります。
杉レディスクリニックの結果は17日…それまではあまり妊娠のことは考えずに体調を整えた方がいいかなぁ~。とにかく痩せます!絶対に!
不育症診断へ*杉ウィメンズクリニック受診*
久々の記録。
流産からは、この期間は妊娠のことを考えなくていい!
(というか妊娠できないし、生理が来るまで受診もないし)という割り切りで、
なんだか気持ちはスッキリ過ごしていた気がする。
仕事もイベントがあったり、合宿引率があったりそれなりに忙しかった。
生理も流産から1か月と少しで戻ってきた。
(少しほっとしたけど、合宿中というタイミング…流産後の生理は重いという人がいるみたいだけど幸いにもフツーの量で良かった。)
そして7月25日、流産決定ですぐに電話予約をしていた杉ウィメンズクリニックに行ってきた。この地域では恐らく不育症では一番有名な先生だと思う。
受診の1週間前には電話で予約の確認と持ち物の確認があった。
問診票と妊娠した時の検査結果やエコー写真があれば持参すること。
あと、保険証と現金で10万円程度を持って来てください…という丁寧な電話だった。
週末にゆっくり問診票を記入して、今まで3回の流産+死産の記録を整理して、当日持参した。
新横浜から仕事関係で何回か行ったことのあるエリアにクリニックは密かに(?)存在していた。予約の30分前には到着。すると、番号蓋が渡され、これ以降は番号で呼ばれた。待合室には5カップルくらいがいた気がする…
恐らく、ここを不育症以外で訪れる人はいないと思うので、
「あ~。みんな同じ悲しさや苦しさを通ってきたんだな…」となんだか勝手に不思議な連帯感を感じた。どの女性も(私もきっとそうだけど)不育症だなんて、もちろん見た目では分からない。健康そうに見える、小奇麗にされている女の人ばかり…でも、流産を2~3回以上繰り返してしまうという1%以下の女性に選ばれてしまった私達。
ほとんど待つことなくまずは助産師さんによる問診。
持参した資料を見ながら今までの妊娠を振り返る。
私はとにかく持っている資料を片っ端から持ってきたんだけど、必要のないものもいくつかあったみたい。
そして、ここ1か月の心理状態を聞くアンケートを受け取って、また待合室へ。
次の杉先生の診断までは少し待ち時間があったから、待合室で杉先生の著書「不育症学級」に目を通した。HPにも記載されている情報がほとんどだけど、よくまとまっている、先生の情熱が詰まった1冊だった。
私はどれが原因なんだろう?
子宮の形?血液の因子?それとも偶然(という名の必然)が重なってしまった?
そんなことをしていると、ついに先生の診断の番が。
なんだかホント「ここまで研究してきましたっ!」って雰囲気の、でも親しみやすい雰囲気の先生から、もう一度問診。そして子宮の様子を見るエコーを受けた。
今までにないくらいじっくり、しっかりと子宮の様子を診断された。
その結果。私の子宮筋腫はやはり妊娠には問題がないもので、子宮の形もOK。そして子宮の血流量を調べる映像も見せていただいたけれど、しっかり血流は見られ、問題はないという診断だった。
診断前、やっぱり子宮筋腫の大きさが気になっていて、子宮が原因だったらどうしよう…対策は手術しかない訳で、それでまた妊娠は年齢的にキツイと不安になっていたから、この診断には正直かなりホッとした。
そして残りの原因は血液検査を受けるわけで、これは3週間後に結果が出るという事。お盆休みに重なってしまうので、私はお盆明けすぐの予約を入れた。
HPで見たとおり、染色体検査のことも一応説明を受け、これは対応のしようもない項目だからということで先生もあまり勧めないので受けないことにして、とにかくものすごい項目数の不育症血液検査を受けることに。最後に「血液検査の結果を不育症研究に利用することに関する承諾書」の説明を受けて、先生の診断は終了。
その後、別室で助産師さんが採血(私の持ってきたデータに糖尿病の検査結果が入っていた分だけ、少し少ない採血で済んだらしい…けど、しっかり4本分の血を抜かれて若干フラフラ…)し、5分後には会計に呼ばれて、約10万円のお支払いをして終了となりました(やっぱり一部保険は適用されていた。それでも…10万円だけどね。)
お盆明けの検査結果…どうなるんだろう?
なんでもないという結果であれば嬉しいけど、それはそれで「加齢による卵子の老化」という防ぎようのない確率的な物と戦わなくてはいけないし、何らかの因子が見つかったら、アスピリンを飲み続けたり、ヘパリンの自己注射を続けなくてはいけない…
でも、とにかく、確実に前に1歩を踏み出したんだって思っている。
2人で納得するまで、後悔しないように進んで行こう。
クリスチャンと流産
今回の妊娠の数週間で色々考えていたことがある。
クリスチャンとして、私はこの状況をどう捉えるのだろう?
もちろん、この悲しみや苦しみはクリスチャンだからとかそうじゃないからとかで違いはないと思う。でもこの状況をどう捉えるかには違いはあるはず。
正直、私の長い長い教会生活の中で「流産」や「死産」を語る人に1人も会ったことがなかった。
そして、「クリスチャン」「流産」で検索してもほとんど有益なヒットがない。
(私のこのブログが上位になっちゃうくらいだし!)
これはもちろん日本というクリスチャン人口が1%以下の国だからで、英語で検索するとそれなりにたくさんのサイトがヒットする。
私は、前回の死産の中で、教会の中で自分がこれ以上傷つきたくないと思い、母教会からは離れてしまった。教会に繋がりたい。クリスチャンの交わりに繋がりたい。共に祈る、共に涙する、共に神様に向かう存在を心から求めているのに、その場所に行くことが出来ない自分がいる。なぜか?
それは、日本の教会が「家族」を中心としているから。そこには健全な夫婦と、子どもがいて、その単位が集まってコミュニティを作っている。それが圧倒的なマジョリティなのだ。もちろん、そうでない「都市型」の教会もあるのだけど、それは本当に都心に多い。そんな「家族」が中心の教会にこんな風に流産を繰り返している私が行くのは…正直とっても勇気が必要なのだ。そうすると、家で1人で聖書を読むほうがいいよ…ってなってしまう。もちろん、教会の大切さ、教会で神様を賛美し、礼拝する大切さは100も承知なのだけど。
そんな中で、今回、やっぱり思ってしまった。3回目の流産。神様は母の胎内にいるこどものこともご存じで形作られているお方だって。でも…なんでその命は3回も奪われ、私は会うことが許されないなんて…神様、ひどい。って。
今回は子供が生まれてくるワクワク感は極力感じないように努力をしている自分がいた。また奪われたらその分、悲しすぎるから。最悪のことがあっても大丈夫なようにいつも喜ばないような心のセーブをどこかに持っている自分がいた。
こんな自分になってしまった、悲しさがあった。
私が何をしたって言うの?なんの仕打ちだ?思わないわけがない。
そんな中で、「神に失望したとき」というフィリップ・ヤンシーの本が、読まずにずっと置いてあることに気が付いた。そこには、同じように「なぜ私ですか?」と叫ぶ信仰者、そしてヨブをどう捉えるのか?が書かれていた。
読んでよかったと思うのは…。
神様は決して、これを懲らしめとして起こしているのではなく、むしろこの状況を私と一緒に涙して悲しんでおられるお方だというところに帰れたこと。
そう。神様は「死」というseparation=分離を喜ばれることなど決してない方。
だからもう一度、神様お願いです。もうこんな涙を何回も流したくないのです!と祈ることができた。
とにかく。クリスチャンだって、クリスチャンじゃなくたって悲しみの深さ、辛さ、行き場のない怒りや遣るせなさ…流産を通して通るたくさんの感情は同じだと思う。
でも、クリスチャンとして…全知全能の神様の涙を、自分の近くに感じることができたのは感謝だと思った。
そしていつか、教会という場所じゃないかもしれないけれど…同じようにクリスチャンで流産の悲しみを語り合い、祈りあえる時が欲しいと心から思っている。