HOPE in GRACE *流産・死産(子宮内胎児死亡)そして妊活の記録*

2016年12月 2度目の流産を15週で経験したときの記録です。そしてその後の妊活記録。

不育症診断へ*杉ウィメンズクリニック受診*

久々の記録。

流産からは、この期間は妊娠のことを考えなくていい!

(というか妊娠できないし、生理が来るまで受診もないし)という割り切りで、

なんだか気持ちはスッキリ過ごしていた気がする。

仕事もイベントがあったり、合宿引率があったりそれなりに忙しかった。

生理も流産から1か月と少しで戻ってきた。

(少しほっとしたけど、合宿中というタイミング…流産後の生理は重いという人がいるみたいだけど幸いにもフツーの量で良かった。)

 

そして7月25日、流産決定ですぐに電話予約をしていた杉ウィメンズクリニックに行ってきた。この地域では恐らく不育症では一番有名な先生だと思う。

 

受診の1週間前には電話で予約の確認と持ち物の確認があった。

問診票と妊娠した時の検査結果やエコー写真があれば持参すること。

あと、保険証と現金で10万円程度を持って来てください…という丁寧な電話だった。

週末にゆっくり問診票を記入して、今まで3回の流産+死産の記録を整理して、当日持参した。

 

新横浜から仕事関係で何回か行ったことのあるエリアにクリニックは密かに(?)存在していた。予約の30分前には到着。すると、番号蓋が渡され、これ以降は番号で呼ばれた。待合室には5カップルくらいがいた気がする…

恐らく、ここを不育症以外で訪れる人はいないと思うので、

「あ~。みんな同じ悲しさや苦しさを通ってきたんだな…」となんだか勝手に不思議な連帯感を感じた。どの女性も(私もきっとそうだけど)不育症だなんて、もちろん見た目では分からない。健康そうに見える、小奇麗にされている女の人ばかり…でも、流産を2~3回以上繰り返してしまうという1%以下の女性に選ばれてしまった私達。

 

ほとんど待つことなくまずは助産師さんによる問診。

持参した資料を見ながら今までの妊娠を振り返る。

私はとにかく持っている資料を片っ端から持ってきたんだけど、必要のないものもいくつかあったみたい。

そして、ここ1か月の心理状態を聞くアンケートを受け取って、また待合室へ。

 

次の杉先生の診断までは少し待ち時間があったから、待合室で杉先生の著書「不育症学級」に目を通した。HPにも記載されている情報がほとんどだけど、よくまとまっている、先生の情熱が詰まった1冊だった。

私はどれが原因なんだろう?

子宮の形?血液の因子?それとも偶然(という名の必然)が重なってしまった?

 

そんなことをしていると、ついに先生の診断の番が。

なんだかホント「ここまで研究してきましたっ!」って雰囲気の、でも親しみやすい雰囲気の先生から、もう一度問診。そして子宮の様子を見るエコーを受けた。

今までにないくらいじっくり、しっかりと子宮の様子を診断された。

その結果。私の子宮筋腫はやはり妊娠には問題がないもので、子宮の形もOK。そして子宮の血流量を調べる映像も見せていただいたけれど、しっかり血流は見られ、問題はないという診断だった。

診断前、やっぱり子宮筋腫の大きさが気になっていて、子宮が原因だったらどうしよう…対策は手術しかない訳で、それでまた妊娠は年齢的にキツイと不安になっていたから、この診断には正直かなりホッとした。

そして残りの原因は血液検査を受けるわけで、これは3週間後に結果が出るという事。お盆休みに重なってしまうので、私はお盆明けすぐの予約を入れた。

HPで見たとおり、染色体検査のことも一応説明を受け、これは対応のしようもない項目だからということで先生もあまり勧めないので受けないことにして、とにかくものすごい項目数の不育症血液検査を受けることに。最後に「血液検査の結果を不育症研究に利用することに関する承諾書」の説明を受けて、先生の診断は終了。

その後、別室で助産師さんが採血(私の持ってきたデータに糖尿病の検査結果が入っていた分だけ、少し少ない採血で済んだらしい…けど、しっかり4本分の血を抜かれて若干フラフラ…)し、5分後には会計に呼ばれて、約10万円のお支払いをして終了となりました(やっぱり一部保険は適用されていた。それでも…10万円だけどね。)

お盆明けの検査結果…どうなるんだろう?

なんでもないという結果であれば嬉しいけど、それはそれで「加齢による卵子の老化」という防ぎようのない確率的な物と戦わなくてはいけないし、何らかの因子が見つかったら、アスピリンを飲み続けたり、ヘパリンの自己注射を続けなくてはいけない…

でも、とにかく、確実に前に1歩を踏み出したんだって思っている。

2人で納得するまで、後悔しないように進んで行こう。