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HOPE in GRACE *流産・死産(子宮内胎児死亡)そして妊活の記録*

2016年12月 2度目の流産を15週で経験したときの記録です。そしてその後の妊活記録。

11月16日 不安が増大した日(後半)

エコーが終わり、また待合室で長いこと待たされて、ようやく名前を呼ばれた。

 

診察室に入ると、まず私の血圧がとても高いこと、また、かなり疲れが見られること、あとは子宮筋腫が3つあり、1つは子宮口に近いから分娩もおそらく帝王切開になるということを告げられた。

 

まずは血圧をしっかり管理するように指導を受けた。

 

実は前にも何回か血圧のことを指摘されたことはあった。

なので、自宅でも測定はしていて、実は家ではあまり高くないのだ…

でもここ数日は家でも高い…その原因はストレスと疲労であると感じていた。

そこで今自分の抱えていることを先生にお話しすると。

 

「とにかく、診断書を書くから、休みましょう。そして様子を見ましょう。」

頭の中には「あぁ色々な人に迷惑をかけてしまう」という感情と

「解放される。これで出産に向けてしっかり体を整えられる。」という安ど感が入り交ざっていた。

妊娠高血圧合併症。

ということで次の2週間後の検診までは仕事は休んでください。

そう伝えられた。

 

そして「他に気になることはありませんか?」と先生に聞かれて。

「先生、前回の診断で赤ちゃんの首の後ろに浮腫があるかもしれないと言われたのですが…」と伝えた。

先生の手元にはすでにエコー室で撮影した画像がかなりの量で送られていたのに、先生は気づいていない…大丈夫なのかな?と思いながらも、念のため伝えた。

 

「じゃあ、診てみますね。」

そこで先生にも見てもらうことに。

「う~ん」

O先生はまだ若い感じの先生でよく判断できないようだった。そこで奥にいた指導医っぽいN先生が呼ばれた。

 

そしてN先生の顔色がすぐにひきつった…

「ちょっとこっち。エコーこっちに動かして。」

O先生に色々指示をだす。

そして2人で話をするのがすぐ横で聞こえる。

 

「NT」「ヒグローマ」・・・

この時点であまり聞いたことのない言葉だったけれど、

あまり良くない話なのはすぐに気が付いた。

すぐ横にいる夫も私の手を握りながら不安そうな顔をしていた。

 

「ちょっと診断書を書くので、外で待っていてください。」

 

しばらくして呼ばれて伝えられた話は以下の通りだった。

①頸部浮腫(NT)が6.7mm、この数値はかなり大きく、65%以上の確率で染色体異常が疑われる。

②経過を観察し、15週になってから羊水検査を薦める

 

最悪の場合はお腹の中で亡くなってしまうということ。

かなりの確率で障害があるということが伝えられた。

 

私達夫婦は前から何回か話す機会があったのですぐに2人の意志として

「障害があっても、生まれてきてくれるのであれば、命のある限り育てます。

そのために最善のことをしたい。」と伝えることができた。

 

先生からは羊水検査をすることによって育てるに難しい障害が分かれば、そこで中絶することについても伝えられたけれど、私達にはその選択肢は始めから存在しなかった。

それでも羊水検査をするメリットは「産まれた時に最大の準備をしておくことができるから」だと説明を受けた。

 

とにかく、その日はそれで終了。

2週間後にまた様子を見ましょう。ということで、終わった。

 

もう時間は夕方を廻っていた。

私はいったん職場に戻り、明日からまずは2週間お休みしなくてはいけないことを校長に伝え、引き継げる部分は準備をして帰宅した。

 

頭の中はぼーっとしていた。

でも確かにまだ私のおなかの中でピコちゃんはしっかり生きている。

心臓も動いている。

手も足もパタパタとかわいく動かしていた。

ほんの少しだけど胎動みたいなものも感じている。

奇跡も起きるかもしれない。

そんなことを思いながら過ごしていた。